お金のいらない国の実験

 ようやく、「お金とは何だ?」ということが1年近くかけて解ってきました。

そこで、自分の理論が正しいのかどうかを確かめたくなりました。

昨日のニュースで、円高と株価の下落と不動産の下落などの傾向は自分の理論とも合致しているので、自分の研究結果と同じに動いています。

 ただ、この状況のマスコミの判断が日本中心に経済を観ているので、本当の姿が見えないように思えます。

世界経済を根本的に動かしているのは基軸通貨であるアメリカドルというお金で、そのお金を発行するシステムと、その発行額です。

今、アメリカが借金が増え続け、その膨大な利息さえも払えない状況になり、しかも、不良債権を中央銀行がどんどん買い取り、ドル紙幣をどんどん無制限に発行しつづけざるをえなくなってきている状況です。

それをもっとも反映するのが、ドル安です。1ドルが明治政府の時と同じ1円へと向かっていきます。

 この意味は世界のお金の価値を計る計り(基軸通貨)のバネが緩くなって、正しい数字よりもどんどん低い数値になっていくという姿です。いわば、今の基軸通貨であるドルは減価する貨幣と同じになっているのです。

 この姿を減価する貨幣(期限通貨)の姿でみると、アメリカが新ドルを基軸通貨として発行する日を2010年の1月1日としますと、2009年以前発行された基軸通貨は古くなり、減価し、その減価率は年10%になり、2020年には使用不可になって、価値は0になります。

 一方、新ドルも通用期間を100年の期限通貨にして、減価率を1%にします。そうすると、100年に1度の経済危機は回避されることになりますが、新ドルは毎年発行され、そこに発行年が記入されないと、それが実現できません。

 しかし、世界はお金が減価するシステムを受け入れないで、相変わらす、金持ちの配下に成りたがるでしょう。そのため、旧ドルと新ドルの交換比率を一気に100対1にして発行することが予想されます。そして、旧ドルは10年後使用不可になります。これを電子マネーで簡単にするためには、新ドルの名称をユーロに対してアメロのような名前になると思われます。

 このアメロが世界の新基軸通貨になって、1アメロ=1円 スタートの変動相場になり、世界全体の通貨は旧ドル扱いになりますので、新基軸通貨に対して、100分の1の価値になります。

世界は、過去ニクションショックのときのように、アメリカは独断で、金本位制をやめ、ドルを基軸通貨にしたように、来年にもオバマショックで、ドルを新ドルであるアメロを世界の基軸通貨にしてしまうと思われます。

これを世界は徐々に受け入れざるをえなくなります。というのも、世界でもっとも多く発行され通用されている貨幣であり、それが基軸通貨であったからです。

この大体予測が数値は違っても、来年に実行されたら、自分の理論にいくらか自信がつきます。

 自分の理論の裏付けは予測してそれがその通りになったら、一部できますが、まだ、本当の意味での理論が証明されません。実際に、基軸通貨が毎年発行されて、経済が安定した100年にならないと、できないからです。

 それを私の寿命は待ってくれません。

 そこで、100年後にまた起こるであろう、3度の金融恐慌のとき、再び議論され、実施されるかもしれない期限通貨のために、自分ができる自然循環の実験をしてみたくなりました。

 お金のシステムの改革は、いわば、お金のいらない小さな国をどこまで創れるかということにつながっているのです。

 というのは、期限通貨の発行額は人間が地球に対して永続できる生産消費額になるからです。

 私が自由になれる世界は、自然や社会が私に自由を与えてくれた範囲内です。

 時間は10数年と、現在の財産(持ち金分)総額、私だけでできる行為範囲内です。

このお金のない国創りは農業から始まり、農業で終わることになります。

 そこで、まったくお金がいらないで、食べていける約500坪の私だけの農地ができるかどうかを実験したくなったのです。

電気ガスも自然エネルギーで、肥料も自前で、種も苗木も自前で、住まいも、着るものも、みな自前でどれだけできるかを実験したくなりました。

税金の支払いのようなものは、無理なので、その分は貯蓄から自動引きしてもらい、とことん、お金がいらないで生活できる工夫をどこまでもやり続け、しかも、私が死んでも、その流れが自然永続できるような、原始林のような土地がどこまで可能かどうかを実験したくなりました。

お金とはコミュニケーションでもあるので、お金のない世界とはコミュニケーションのない世界で、まったく自分だけの世界でどこまでそれができるかということになります。

どうせ、最初も、最後は一人で生まれ死んでいくのですから、その近くになったら、一人でできる自由範囲内でもっとも楽しめることをしたいと思うのです。

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お金のいらない国の実験 への2件のフィードバック

  1. Pika のコメント:

    わかりやすくておもしろいです!(^^)

    でも、まあ〜みんなで野菜はとりかえっこしたりして、
    コミュニケーションしてくださいよ〜〜〜

  2. ゴン のコメント:

    >pikaさん
    農地なんかを当たってみると、宅地の3分の1の値段ですが、それでも高すぎるような感じがしています。

    >コミュニケーションしてくださいよ〜〜〜

    私は自然とコミュニケーションしたいと思ったのですが、土地を借りたり、買ったりすることがそもそもお金のやりとりなんで、、人とのコミュニケーションになります。

    人のコミュニケーションの前に、自然とのコミュニケーションをしたいと思ったら、農業ではなく林業から始めることになりそうです。

     だって、お金の始まりは生産の始まりになるので、そもそも畑の前は山林だったはずで、これが生産の元になるので、しかも土地も坪1000円くらいで買えるので、自由度が大きくなります。弥生より縄文から始めたくなりました。

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