アラジンのランプをこすると魔神が現れ
「(人生において一度だけ)どんな願いも3つだけ叶えよう」と言われた場合・・
貴方はどんな願いを3つするだろうか?
欲望はその時その場でも違ってくるし、その一つを叶えられてもまた次の欲望が湧いてくる。
飽くなき欲望とか、欲望の泥沼とか、終わることのない欲望とか言われ、それは無限に増幅していく性質がある。
それを3つに限定することは難しいが、その時その場においての自分の状態で、叶えたい夢の優先順位を決めれば、上位3位まで上げればいいだけである。
だが、一休さんだったら、きっとこう答えるに違いない
「3つも要りません。1つだけで十分でございます」
「なんとまあ、欲のない者だな。解った。一体それは何じゃ?」
「どんな望みでもですね?本当に約束してくださいますか?」
「くどい! どんな望みでも叶えてあげよう。約束する!」
「そうですか、ありがとうございます!
どんな望みでも叶えられる力を私にお与えください!」
さて、その後、魔神と一休はどうなっただろうか?
魔神は一言も発せず、魔神もアラジンのランプも、
その場から一切消えてしまい、
魔神は一休の心の中に、アラジンのランプは一休の体の中に
溶けるように入り込んでいった。
かくて、
一休の心は魔神に
一休の体は魔法のランプに
なったとさ!
END
これは
チームの力を最大限に発揮するコツである
1人はみんなのために、 みんなは1人のために
1 for All. All for 1.
の精神と同じで、すべての願いは一つの願いに、 一つの願いはすべての願いに成る
という、絶対1と相対Allの総合力が最も自然かつ奇跡的な力を生み出す原理からの譬え話にしてみた。