六角形のテンセグレティの4巡目以降五角形にしたら、隣合わせの支柱がたくさんできて、急激に丸くなり、なんと95本(途中数えるのが確かでなくなったので??)で、最後に電球の笠のような大きな穴の正十二角形が出来て完成した。
なんか作っていると、生き物のような、しかも最後は何が出来るのかが全く予想外のものが出てくる。
まさに、人生の不可思議のようだ。
完成したものをシミジミと眺めていると、なんか動き出しそうな雰囲気である。
心臓の様な反復運動するエンジンモーターを、これらのどこにつけても付けても、この未生物は燃料バッテリーが切れるまで動き回りつづけそうだ。
一部の紙テープが剥がれ、支柱が外れても、全体の構造もバランスも、ほとんど影響しないが、見た目が不恰好というだけで、紙テープを付け直せば、元どおり健康体になる。
勝手気ままに動き回るこの未生物を、どちらに行かせるかは、その未生物に意思があるかないかできまってくる。
それはつまり、
我々個人でも、社会でも。その意思がどこにあるかで、未来が見えてくる。だが、その未来の結果は始めての行為であれば、全く予想もつかないものであるというのが、本当のところだろう。