板橋のアパートを3年がかりでリフォームしてから、2年経った。
一階と二階を同じ仲介者アパマンで、同じ条件で賃貸した。
敷金、礼金、更新料なしで、但し、保証協会に入り、毎月の家賃は自動引き落としの私の口座にするというものだった。
二階はなんの問題もなく、借主の名前で毎月きちんと振り込まれている。
二年の更新料は要らないといったのに、二年たったら、アパマンが契約では1か月5万円の更新料になっているというので、そんな契約はした覚えはないので、家主の私は更新料を要らないとしたら、半分の更新手数料25000円を仲介者のアパマンに払い、その更新契約書が送られてきた。
問題が起こったのは一階である。
アパマンから、一階の借主が更新料の25000円振り込まないし、書類も送られてこないというので、三度ばかり、当方に電話してきた。
「こちらは自動更新と思っていますし、更新料は要らないのでなんの問題もありません」
と答えたが、何か変なので、二階と一階の契約書類を今見直してみた。
そして、びっくりしたのは、同じ条件で同じ仲介者のアパマンなのに、その担当者が違うと、別な契約に借主がさせられていた。
昨年に、当方と契約していたアパマンの上板橋支店は閉店し、赤羽南口店に合同移転した。
条件通りの二階の仲介者の上板橋支店の担当者は問題がまったくなかった。
だが、
条件通りの一階の仲介者であった十条店の担当者に契約の問題点があった。
勝手に、家主の条件をアパマンの担当者の都合のいいように変えて契約していた。
二年前、当方は同じ上板橋の店だとばかり思い、契約もまったく同じだと思いこんでいたので、契約書を確認しなかったのだ。
契約する文面はまったく同じだが、
契約内容が2つ違っていた。
1、契約時の一か月分(アパマン手数料)は家主が負担する
2、連帯保証人が保証協会ではなく、無名だった
二年前、アパマンから
借主が、賃料の5万円を保証会社と家主に両方に送金したので、返金してほしいといった。
そこで、借主に5万円返送金した。
次回からは、当方に家主からでなく、保証会社からの名前で送金してきた。また、毎月、送金した内容がアパマンから送られてきたが、二階とは違うので、変だなと思っていた。それに毎月送られてくる書類も無駄な作業だと思えたので、必要ないと連絡しようと思っていたが・・そのままになっていた。
そして、更新料不払いで書類が滞るという問題が起きたのだ。
一階の更新料不払いで、三度電話してきたアパマンはどうやら仲介者は十条店で、問題のない二階の仲介者は上板橋の移転先赤羽南口店であると、契約書を見直してはじめてわかった。
そして、
どうして一階の借主が更新契約をしぶった理由がはっきり解った。
契約書にははっきりと、振込先を家主の銀行口座にしてあるのに、その契約書と違って、保証会社に振り込むようにしていたのだろう。
それは、保証協会がなかった、昔の不動産屋が賃料の一割をとって、きっと55000円振り込ませたのだろう。
5000円の二年間で、12万円であるから、通常の保証会社に比べてかなり割高である。
問題のなかった二階の保証会社の条件をみると、
初回保証委託料 50% 25000円
保証委託料(1年毎)10000円
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2年間の合計の保証料は 35000円で、一階の12万円との差は85000円
家主の当初負担金 50000円(仲介手数料)を差し引くと、
一階は35000円に年間で損をしている。
こうした問題は
仲介者であるアパマン(株式会社アップル)が大手であり、それぞれの支店の連絡に不備があり、家主の意向がまったく違ってとらえられえて契約されていたことが。
契約者が、担当者違いというより、支店違いによる問題が生じたものである。
また、一階の借主の意向も、二階と同じであったのに、支店の担当者の思惑で、貸主、借主双方に迷惑がかかったことになる。
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電話かかってきたアパマンの着信履歴を調べてみると、
やはり二階と違う㈱アップル十条店であった。
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翌日、すぐに調査連絡してみたら・・
なんと、私の勘違いが原因だった!
1.まず、再三借主の携帯に電話またメールをしたが、返信は一度もなし。
その勤務先に電話したが、二年前に退社。
2.保証会社に電話して、借主の契約内容をきくと、
初年度登録料25000円と更新の年10000円は同じ。
違うのは、毎月の家賃代行料としての送金料324円があるだけ。
直接、家主に送金すると、家賃を保証できなくなってしまうということ、
また、連帯保証人に名前を書かないのは、保証会社とのスタンスが違い、通常の連帯保証人とは違う家賃保証だけということだったところが、他の保証会社と違うところ。
3.次にアパマンの不動産やさんと連絡。
二階は敷金として1か月分とっていて、それが不動産やの手数料になったが、
一階は敷金をとらなかったので、不動産やの手数料として一か月分家主から引かれたということのようだ。
本人の携帯に一度だけ連絡がとれたが、その時は支払うと約束したが、それ以降、一度も連絡がとれないでいる。
勤め先にも電話したが、退社したと同じ答え。
一度、家にお伺いしようかと考えたところだという。
そこで、
家主としては、自動更新ということで、新しい更新契約書はいらない。
また、火災保険は家主が入っているが、本人の家財保証は本人の負担なので、払わなかったら、それは本人の責任であると、意見した。
家賃の更新は、銀行の自動引き落としなので、更新料も、そうなので、なんの問題もなく、家主も困ることはない。
結局、
新しい二年ごとの更新の書類はなくても、当初の契約内容と同じならば、自動更新されるし、家賃もきちんと振り込まれていれば問題がないので、
アパマンの不動産やさんも、無理して、更新の書類を作成することはしないでいいといったら、「そうですか、と安心していた」
なお、
一階も二階も、契約書をよくみたら、
更新料は1か月と明記されていた。それは私の確認ミスであった。
ただ単に、問題が発生したのは、単に更新料の不動産への手数料25000円を振り込まれないので、書類作成ができなかったというだけである。
つまり、
借主の更新料の遅れだけが問題だっただけである。
ついでに
私の勘違いもまた問題を大きくしてしまったが、すぐに調査して、その勘違いを訂正したので、問題はなくなった。
無事平穏な日常にもどった。
自分しかできないことをやる
同じ条件との契約を同じ仲介会社に頼んでも、その担当者また支店また保証会社で、まったく違う内容になってしまう。
キリスト教とイスラム教は同じ一つの神なのに、まったく違う宗教になり、
同じ宗教なのに、解釈が違うことで、まったく違う多様な派教になってしまう。
それは同じ1つの神が人類70億通りの解釈がされて、ちがったとられ方になるということ。
前回のコメントでも話したように、
「・・作曲は難しいが、作詞の替え歌なら・・宮沢賢治みたいに得意みたいだ。
それが自分しかできないことをやるってことだと思う。
同じ曲でも、詩のメッセージが違うと、蛍の光のように 日本では悲しく、西洋では明るく楽しく感じられる。
葬式でも、その考え方が違うと それは生まれた日、結婚した日、第三の生まれ代わりの日のお祝い事になる。
女性の能面だってそうだ。笑っているのか? 泣いているのか? それは観る人の心境による。
つまり、ものは考えよう、気持ちの持ちようで、どうにでもなる。
その事件をよくとらえるか、悪くとらえるか、それを受け取る人自身が決める。。
金正恩が本当に平和を望んでいるか? 言行の本音をとらえれば、次の対策もとれるということにも応用できる。
これからは本音で何事も勝負したいものだ・・」
こうした一人の家主の一つの意向が、借主・仲介者の受け取り用で変わってくるのが問題なので、それを納めるのは家主一人であるということでもある。
借主と仲介者に電話して、二階と同じ契約にするよう指示すれば双方ともに問題がなくなる。
それは家主の自分しかできないことである。
北朝鮮問題だって、
たった一人の将軍とされる金正恩自身だけが、関係諸国また世界問題を解決することができる。
そこに的をしぼれば、
金正恩しかできないことをやらせる
そのことが平和への最善策なのである。
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それにしても、
大事な借主のためと思い、
余計なお節介をしてしまったようだ。
私はけっこう相手によかれと思い、
余計なお節介をすることがけっこうある。
それが、今回もそうなったのだが・・・
その結果が自分の勘違いが原因だと解った途端、
今までの自分のよかれと思ったお節介を反省してみた。
すると、
お節介した良きものが悪者で、悪者と勘違いしたものが善者だったことが多い。
これは今後こう注意すべきだろう。
良かれと思いお節介したくなる時は注意すべし。
関係者を善悪で判断しないように
勝手な想像で、善悪を決めつけないように
そして、
単に、不明な点の事実関係を調査することに専念するように
特に噂やゴシップには注意し、
それを想像で善悪を判断せず、
善悪なしにそれらの事実関係を明らかにすることが先決である。
自分しかできないことの中で、
最初に必要なことは、その事実関係を詳細に調べることである。