いつもは知足庵参加の復習で忙しいのだが・・・
「6月の自然と健康の会」は4月で 各自目的がバラバラで、その姿のように会もバラバラに解散するような様相を呈した。
私も最後の大学講義として今までの人生すべてをかけて臨んだ。
その後だ! 船長の大橋教授が「66年間の生涯での悟り」を得て、大いに語りだしたのである。
その悟りで、沈みかけた知足庵号が浮かびだし、大きく世界の海原に走り出した。
自然に生きるとは?
健康とは?
その大いなるコミュニケーションが英語でまるで浪間のように洋々淡々と打ち寄せては離れるかのように表出してきた。
今回のコミュニケーションは「癌とは何か?」というのに尽きるが、
9月中旬のマレーシアのボルネオ島における「持続可能な農業」学会におけるプレゼンが、なんと日本語と、ドイツ人デンマーク人中国人6人の18歳の若者も迎えて英語でも行わわれた。
持続可能な農業と癌は「自然と健康」という具体的対象としてみれば、根本でつながっており、両者は左右の足が振り子のように振れながら歩くような対話でその真実への道へと向かっていく。
私もその流れにどっぷりとつかりたくなった。
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まずは
学会(サバ州)が開かれるボルネオの熱帯林の問題点である。
マレーシア領ボルネオで熱帯雨林の80%が伐採
古い巨木が多数あったかつての熱帯雨林は、炭素を貯蔵し多様な生態系を支えていた。それが今や油ヤシ農園や材木林に転換され、伐採により空洞化している。
アブラヤシは果実から得られる油脂を目的として栽培が行われている。
単位面積当たり得られる油脂の量は植物中屈指[1]である。今日産業的に大規模栽培されたアブラヤシから収穫された果実は、石鹸や食用植物油の生産に使われている。
果実のうちの果肉からはパーム油が、また、中心部の種子からはパーム核油が得られる。パーム油とパーム核油の品質は異なっており、パーム油は調理用、パーム核油は加工食品用としての用途が多い。
また、アブラヤシの油はバイオディーゼル燃料としての利用も考えられている。
換金性の高いアブラヤシはコプラ原料となったココヤシを駆逐して急速にその栽培面積を増加させつつあり、パーム油の世界生産量は植物油中1位である。
日本で健康的な洗剤として輸入され、それが日本の環境保全と熱帯雨林の環境破壊とが矛盾するとおおいに話題となったものである。
持続可能な農業には地球規模の環境保全という視点で考える必要がある。
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環境と経済はシーソーのように、
環境を優先すれば、経済が衰え、
経済を優先すれば、環境が劣化する。
仕事と生活のように、どちらかを優先すれば、まるでギャンブルの勝負事のように、どちらかが劣化する。
持続可能な農業において、環境と経済の矛盾バランスは公私の最もよい5対5のバランスが適応できそうである。
持続可能な農業とは、自国でも自給自足のような食べるための農業と、他国との持ちつ持たれつの輸出入して分かちあう農業のバランスが5対5であることだろう。
ボルネオ農園では輸出するアブラヤシばかり生産するのではなく、
自国で生活するための食事に必要な食べ物を地産地消として半分半分生産し、
かつ、人間と他の生物(植物・動物)との共存共栄も視野に、
ボルネオ農園は原生林5対農園5の割合で、環境と人間が調和して生きられるようにすることが必要だろう。