時は存在なり

今日は12月31日年末だ。この年末の日があるから、2009年も2010年も把握=存在できる。

「時間と存在」との関係はどうなっているのだろうか?

「ジン」というTBSのドラマで、過去にもどって活躍する医者の物語であるが、そのテーマは過去を消すと今も未来も消えるかどうか?ということである。

しかし、このドラマの設定そのものが、人は実際に過去にもどることはできないという事実を否定してしまっているので、答えは過去を想像し、今の姿を見直すという空想になってしまう。

もし、突然記憶喪失になったら、自分が誰かどうかも不明になる。これは過去が消えると自分という存在も消えることになるということだ。

では、未来が消えたらどうなるだろうか?

この場合、鬱病や自身喪失・自暴自棄・生きる気力喪失に陥ってしまい、自殺他殺志願者になってしまう。つまり、自分の存在を消える、また消すのである。

「今に生きる」という言葉があるが、これはそれ文字通りの意味では無理な生き方である。この今に生きるという意味は、過去と未来を両方しっかりと把握して、今をしっかりとつかみ取って生きるという意味である。

つまり、過去現在未来の時間を把握して生きることは自分自身の存在をしっかりと認識することである。

時間は存在なり

存在もまた時間なり

今日は年末である。時間の節目である今である。今までの自分、これからの自分の姿をしっかりと把握し、今日の日を迎える日である。

私は明日は還暦を迎える老人の域に入る。気分はまったく二十歳ではあるが、その事実とその精神の差が大きいものである。この事実と精神もまた、時間と存在のような関係に思えるのだ。

今まで何をしてきたか、これから何をするのか?

そこから今の自分の存在をつかみとるのだろう。

よいお年をお迎えください!

 

カテゴリー: 徒然草 パーマリンク

時は存在なり への6件のフィードバック

  1. miyuki のコメント:

    今年はごんさんのブログから、沢山学ばせて頂きました。
    本当に有難うございます。

    時間の流れって不思議ですよね。
    遠くに見えている景色は今現在見ているけれど
    そこに辿り着くのは、もう少し未来になります。

    自分の目に、はっきりと捉えながら、そこに進んで行くんですね。

    来年も、よろしくお願いいたします。
      
                       miyuki

  2. ゴン のコメント:

    私はmiyukiさんからたくさんの力をいただき、どれほど助けられたかしれません。
    ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. のの のコメント:

    おお!

    還暦なんですね
    おめでとうございます

    今年も
    楽しみましょう
    よろしくお願いします

  4. ゴン のコメント:

    >ののさん

    明けましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    ほんまに、
    大いに楽しみましょう
    今年は思いっきりそうするつもりです。

  5. ぺー のコメント:

    昨年のお誕生日、ゴンさんはいくつになられるのかなぁ~って思っていましたが、今年が還暦なんですね♪

    とても見えませんよ(^^) 

    今年は 私も 頑張って歩き出そうと思っています!

    今年も よろしくお願いします

  6. ゴン のコメント:

    >ぺーさん

     明けましておめでとうございます。
    今年、家族で御岳神社に花みくじをひいたら、「大吉」でした。私はめったに大吉にならないのでうれしい限りです。今年はしっかり前をみて馬力をつけて進んでいきたいと思っていますのでどうそ今年もよろしくお願いいたします。

コメントは停止中です。