1.中小企業の社長
借金の支払いを遅らせる法案ができたが、「金よりも仕事をくれた方がありがたい」
2.生活保護者
「何もしないでお金だけもらっては申し訳ない」
3.派遣村
「仕事が見つかるまでの生活支援はありがたいが、なかなか仕事が見つからない」
★ベーシック・インカム(最低所得保障)と近所ボランィアをセットで
生活保護やベーシック・インカムで最低生活保障でお金で援助するが、それはお金だけでなんでも解決させてしまうような政策に思える。自立支援では、お金だけ援助するとそれに甘えるものが増えてしまうが、もし仕事を与えてあげるとしっかりとする。
仕事に貴賤なしというように、どんな金持ちでも、どんな貧困者でも、同じ仕事をして同じ幸福感を得られることができる。そのときの問題がその仕事の報酬に差が大きくでる場合である。
そこで、ベーシック・インカムをお金だけでなく、仕事も同時に与えるような提案をしたらどうだろうか?
私は便利屋を数十年していたので、近所でお手伝いできる仕事はたくさんある。それはほとんどが公共事業にもなりえるものばかりである。例えば、ゴミ置き場の掃除、老人や病人への買い物などの代行、子守や介護やつきそいなどである。
もっと積極的に社会的な仕事は近所のボランティアである。公園や道路の清掃、一人暮らしの老人への訪問、リサイクル・緑化運動・介護や自立支援などたくさんある。
便利屋では毎日の仕事が違ってくるように、近所の人たちの助けるような仕事を与え、その給与として月8万円を支払うという形にすればいいだろう。これは「自分ができること」をベーシック・インカム役場に登録して、その活動をすることで月8万円の所得が保障されるようにすればいいだろう。
★ 海外支援を輸入とボランティア給与で
海外の貧困国に対する支援をお金だけではなく、仕事もセットで支援していく。
寄付を募る方法で、障害者の作品を買い取る形のように、ものを買ってもらうという方法がある。
その国の産業を促進して生産したものを輸入することで支援する。また、砂漠に木を植えたり、平和活動や貧困救済活動のようなボランティア活動の給与を支援する。新興国では、公害を除去することに対しての資金と活動に支援するというように、お金だけを支援しないで、公共的なことを仕事に対する給与と資金として援助すればいいだろう。
★金より仕事
食べ物に困っている者に、魚を毎日与えるよりも、魚をとる網とその技術を1度与えてあげる方が、より自立できる支援になる。それと同じように、お金を毎月あげるよりも、仕事を与えてあげることの方がより効果的な支援になる。
しかし、そに仕事で報酬がえることは難しいので、仕事の最低所得報酬をするようなベーシック・インカムが期待される。