市の空き屋バンクで最新の情報を受け取って、即その家と土地を見に行った。
市役所に来ていたのは、空きやバンクの担当者とその物件を仲介する不動産屋さんと、なんと、空き屋バンクを取材する読売新聞社だった。役所の車で、私と4人乗り込んで、出発!
5分もたたないところで、別な不動産屋さんのところで、車をとめ、そこで、その不動産屋さんと東京からきた老夫婦の3人がその不動産屋さんの車に乗って、合計7人で、目的の物件を見に行った。
軽自動車一台しか通れないような急な山道を数分登ると現地についた。
そこから富士山の頭がくっきりと見えた。
家を見るより、景色を眺めてワイワイ、老夫婦は家よりもビニールハウスの畑を念入りに見に行った。私は家の中を見ることにした。
実は、数日前に、私はすでのこの売り主と出会って、話をいろいろとしていた。見ていないところは家の中だけだった。
家は20坪の2階建て、土地は150坪と役所の書類だった。でも、不動産屋の書類では土地は300坪だったので、どっちが正しいのか聞いてみた。その時は、150坪の役所の方になったが、後で不動産屋さんの方から300坪だという訂正の電話があった。
田舎とくに、段々畑の土地なので、見た感じは150坪にも300坪にも見えるという不思議な感覚になるのだ。
家は4LDKブラスS(倉庫用の部屋)である。
畑は3面あり、2面はビニーウハウスになっている。1つはブロッコリーが植えられ、もう一つは畑に籾殻がまかれ、そこにほうれん草の種を蒔こうとしていたところである。
昨日、娘たちにも見せており、そこで、ビニールハウスは奥の1つだけ残そうと話がしてあったところだ。
この物件を見に来られた老夫婦は、この物件が目的ではなく、賃貸物件の方だった。そのため、そこで、私はすでに昨日娘たちと話をして買うことにしていた。
金額は948万円である。私が即決めたので、売り主も、役所も不動産さんやもびっくりとすると同時にラッキーとたいそう喜んでくれた。
そこで、ふと思った。
役所というのは、業者や住民の協力をすすめるのが仕事で、金儲けをしてはいけない。金儲けをするのは業者であり、協力をしあうのは売る住民と買う住民である。
役所は住民による税金で成り立つのだから、住民の協力を進めるのが仕事だと思った。
お金そのものもそうで、人が協力しあうための道具だと思ったのである。
地元に不動産屋さんと役場の人が私の名刺の「自然環境づくり」という話から、ここで、風力発電と太陽光発電をしようかなあという発想になった。ここの市は環境行政に積極的で、90万円くらいで、3キロワット発電が可能であり、余った電力は売れるようだ。
理想的だ!
>pikaさん
理想は実現できるかが問題ですね。実現できなければただの絵空事になってしまいますから。