お金のいらない国を実現しようとすると、ホームレスの生活が理想的になってくる。
自由に強く生きようとするホームレスは
「丘から川に降りる」のだ。
「ホームレスたちは河川敷暮らしを“丘から川に降りる”という。そして、一度降りると、“丘”に上がるのは、物理的にも精神的にも困難だ。ある30代のホームレスは、“丘”について“なんか怖いのだ”と語る。競争原理が支配する“丘”の世界、不要になった生き物を壊れた玩具の様に捨てていく“丘”の世界」
私はホームレスと同じように河川敷で畑を作っている。だか、誰も追い出そうとはしないばかりか、近隣のものたちから、きれいになったと歓迎されている。
しかし、私がこの河川敷にビニールシートを建てて住みながら畑をしたら、私はゴミのような人間として扱われ追い出されるだろう。
「河川敷には何人かのホームレスが住み着いていた。といっても墨田公園のホームレスのようにひしめきあっているわけではなく、数百メートルに一人程度。それぞれに掘っ立て小屋やテントなどを建てて暮らしていた。中にはたくましい者がいて、河川敷の人の立ち入らないような所や川の中洲を耕して、野菜を作っているものがいた。たぶん農家の出身なのだろう、きれいに畝を作ってたいしたものであった。しかし河川敷を個人の目的に占有することは禁止されている。あるとき区の警告立て札とともに、ブルドーザーか何かで根こそぎ撤去されてしまった」
一体、河川を管理する団体はどんな気持ちでそれをしているのだろうか?
淀川河川管理事務所の処置をみてみると、
「青いビニールのテントが張られた人が住んでいるようです。実に迷惑なことですが強制排除ができないでしょうか。」
● ホームレスの問題点
河川法24条(土地の占用)同26条(工作物の設置)同29条(河川管理上支障を及ぼす恐れのある行為)等に違反していることは当然のことですが、
1.工事(占用者による物も含む)の支障となること。
2.河川巡視による堤防等河川管理施設の点検把握等に支障となること。
3.河川という公共施設の占拠により、近隣住民がこれらの施設を利用できなくなったり、環境衛生の悪化の恐れがあるなど、地域住民が不安や不満を募らせていること等が挙げられます。
つまり、近隣の住民とのコミュニケーションの問題なのだ。田舎でも都会でも、そこで暮らすことで最も大きな問題は近隣との間のコミュニケーションだと思っている。それは事業でも同じで、地域社会の力が1人1人の力に及ぼす力がもっとも大きいということであろう。
都会の競争原理に嫌気がさして、丘から川に降りても、そこにもまた、競争原理が働く。どこにも逃げ場はない。
積極的に地域住民のコミュニケーションや協力を推進することが、競争原理を終わらせることになる。
そこで、私はこの河川敷を市民農園や市民の公園や生ゴミから堆肥そして野菜や花作りに変貌させれば、まわりは納得してくれるだろうし、そこの管理人の仕事と住まいを用意してくれそうな気がするのだ。
「心」の重要さがよく分かる事例ですね。
ごんさんのブログ、大好きです!
難しい事では無く、当たり前の日常的な事が、
一番大切なんだなって、つくづく思いました。
本当に、いつも有難うございます!!!
>miyukiさん
喜ばれて最高にうれしいです。
ブログは社会とのつながりの第一歩って感じです。