お金は血液だ
そして、
お金のシステムは血液を送り出す心臓だ
清らかな血液は動脈、濁った血液は動脈だけど
貸し借りするお金には清濁の区別がない
そのシステムを動かす力は
「借りたお金は必ず返しなさい。返さないと罰します」
という法律だ。
お金を貸す人はますます栄養がよくなり、
お金を借りる人はますます栄養が悪くなった。
そして、経済格差は複利曲線に従った
でも、この法律をいつでも守れるとは限らないよ
「返済できないことだってあるよ、人間だもの」
返済できるお金を良いお金 返済できないお金を悪いお金
として区別する。
あるとき
血液の一部が変化したガン細胞が突然生まれた。
これは借金の借金を繰り返して最後は自滅する金利だった
金利ガン細胞は幾何学級数的に増殖し、
あちらこちらの血管を圧迫し、不整脈が起こった
経済の医者はこの犯人を金利がんではなく、
返済できない不良債権だと指摘した。
そして、他人から血液をもらって輸血し続けた。
でも、どんなに輸血して、不良債権処理をしてもいっこうに健康は回復しなかった
ガン細胞の増殖を抑えるための抗ガン剤(公定歩合ゼロ)を注入しても、回復しなかった
そして、人は金融崩壊する死を待つしかなかった。