マンションのベランダから、一戸建ての家の生ゴミ処理で、その方法を庭にした。
でも、すぐそばに畑があるので、生ゴミをそのまま畑に出せばそれで堆肥ができてしまう。
つまり、
生ゴミ処理はその運搬の問題だけにすぎないことが判明した。
自宅で生ゴミを堆肥にしても、その堆肥をした土の処理がまた問題になる。家庭菜園できる人はそういないはずである。
だから、生ゴミを堆肥にする運動がすすまないのである。
そこで、
生ゴミを他の資源ゴミと同じように、資源ゴミとして指定し、それを堆肥をつくる業者に直接運び込めばいいだけである。
その生ゴミ資源の運搬ルートと方法を簡単で衛生的に、かつ楽しくできる方法を考えればいいだけである。
昔、肥だめ屋さんがきて、無料で糞尿を運んでくれた。そして、処理した後に、殺菌処理のたぶんDDTを蒔いてくれた。ゴミ屋さんもいて、鉄くずを出すとお金までくれた。
今ではゴミを出すのは有料になっているが、どんなゴミもきちんと分別すれば資源になり、お金になることは変わりがない。
ゴミでもっとも資源ゴミにしなくてはならないのは生ゴミであろう。それをしないで、ペットボトルや紙パックを先に資源ゴミに指定するのは本末転倒な手段であろう。
生ゴミを衛生的にすばやく堆肥工場に持っていくには、腐って臭いが発生する前に運ぶか、腐って臭いが発生しても、その臭いを消す溶剤を使うか、電動式堆肥処理機械で乾燥させた堆肥を運ぶかにすればいいだろう。
生ゴミ専用バケツと生ゴミ専用処理車のシステムでもいい。
でも、いつでも、時間があるときに、生ゴミを処理できるようなものが最高だと思える。
そこで、大型の電動式生ゴミ処理機械を各地域に設置しておき、そこにいつでも生ゴミだけを処分できるようにし、そこでできた乾燥した堆肥を業者が運搬していけばいいように思える。
確か、大型のスーパーさんが、その大型生ゴミ処理機械を設置して、畑と一般家庭をつなぐ役目をしているところがあった。それをまずしなくてはいけないのは、全国の清掃局ではないだろうか。
春になると、生ゴミはすぐに堆肥になった。秋冬にはただ乾燥するだけだったのだが。
いかに季節の力の大きいか感じ入ったしだいである。