畑を耕す前に畑に行く道がせまく、ちょっと雨が降るとぬかるんですべってしまう。そこで、畑路を造ることにして、しかも車まで高い奥の畑まで行けるようにしようとした。
1ヶ月かかって、まだ、車は半分までにしか上れないが、80%できあがった。
セメントで作れば簡単なのだが、どうにも環境破壊に思えてならないので、必要なところだけ敷石にすることにした。
敷石以外は土と石なので、そこに食べられる雑草を育てようと考えた。畑というと、石ころなんか一つもないが、雑草は砂利道でも、コンクリートのすきまでも、強くどこでも育っている。人に踏まれても踏まれても、育っている。
歩く道で困るのは背の高い雑草だ。背の低い雑草ならば歩きやすいではないかと思えた。
どんな雑草がいいのか、調べていたら、雨がふって一日でたくさんの雑草の芽が育っていた。
ネットでハート型の葉の雑草で、いろいろと調べてみると、どうも「ドクダミ」らしい。ドクダミは十薬ともいわれ、薬草としても重宝されている。天ぷらにしても食べられるようだ。
十薬は娘が便秘で悩んでいたので、センナンと十薬とを混ぜ煎じて飲ませていた。葉を乾燥させてお茶にすることもできそうである。でも、味はいまいちなので、人気がないようだ。
それはきっと、道路をならす土の中にドクダミの種がたくさん入っていたのだろう。もし、人手で種を植え付けるとしたら、畑を耕し、堆肥をほどこし、種を1つ1つ植えつけ、毎日水をあげるようにし、苗を作り上げ、さらに、その苗を大きな畑へ移植することになる。
その際、他の雑草がはえないように、黒いビニールシートを畝にかぶせ、苗木用の穴をあけて、そこに植える。その姿をみると、コンクリートのひび割れたところから力強く成長している雑草と同じにみえてくる。
生ゴミから種をとりだすことを試みると、例えば1つのピーマンから数十の種を取り出せる。生ゴミと種を分離する方法は乾燥させた方がうまくいくように思える。それにしても大量の種がとりだせるので、その1つ1つの種を大事に育てるような手間がばからしく思えてくる。
人が生まれるときに、精子を種とすれば、何億分の1の確率で受精することになる。種は生まれながらにして競争社会である。魚の卵だって、それが成長できる確率はやはり何万分の1の確率である。生き抜くためには多産にし、そこから1人でも運が良くかつ強い子どもを育つようにする必要がある。
雑草が野菜よりも強く生きられるのはその種の多さで勝負しているのではなかろうか。野菜はその数というより、いかに人に多く食べられ、好かれるかで生き抜く道を選んでいるかのように思える。
人は雑草と野菜を分離することにえらい労働をしているように思える。そこで、考えたのだが、雑草がたくさんはえる原理をもっと応用すればもっとつよい野菜が作れるように思える。
つまり、大量の野菜の種を、雑草の種よりも多く、土にまぜて、それを畑や道路に蒔けばいいのではないだろうか?
野菜の種はけっこう高いので、まずは大量の種を作ることから始めることから始めたらどうだろか?
ダイコンやニンジンのきれはしを畑にさしておき、それを成長させて、花を咲かせ、その種をたくさんとったらどうだろうか?
私は農業の知識がほとんどない。それが弱みであるが、逆に新しい農業を始めるにはそれが強みになることができる。学校にいって、たくさんの知識をつめこんでしまうと、そこに先入観が埋め込まれてしまう。何も知らないところから、一つ一つ観察しながら、ゆっくりと農業を始めてもいいのではなかろうか。
私の目的は農業ではない、自然循環をいかに有効に働かすかということである。お金のシステム研究の一つでもあるからだ。
さてさて、どんなふうになるやら・・まったく明日は未知だ。
道のあちこちに、人参が生えてたり、小松菜が生えてたり、ゴーヤが上から下がってたりって、とっても面白いな♪ あー。でも、そう云えば、私が小さい頃の新潟って、あちこちに色んな植物が生えていて、お腹がすくとビワ採ったり、いちぢく採ったり、花の蜜吸ったりしてたみたい。食べちゃいけない物は、大人がちゃんと教えてくれた。。。楽しかったです^^
道路を走る車が電気自動車が主流になれば、排気ガスがなくなり、かつ音がしない。これはまさに道路を畑や果樹園にした敷石道路にはもってこいの条件になります。
敷石なら車の走る音がするし、その隙間から草がはえ。また水はけがよくなる。それに道路際に野菜や果樹を植えれば、防災のための貯蔵庫になる。
道路が畑に、防災貯蔵庫に
なったら・・楽しいですよ!