病気の人4人の1人の割合で癌患者がいるというが・・
もう何十年も癌の治療が進歩しているが・・
一向に癌による死者は減るどころか増えているようにさえ感じる。
戦前では結核で死ぬ人が多かったが、癌で死ぬ人は今ほどではなかったように思える。
結核の原因が解り、その菌を殺すアオカビから作られたペニシリンで劇的に死亡率が下がった。
癌は正常細胞が異常細胞に変化して、増殖し、死に至らしめることは解明されているが、
正常細胞がなぜ異常な癌細胞に変質してしまうのかが解明されていないので、
癌の根本原因が解らないので予防も、治療の方法も解らないで長く混迷している。
戦前と戦後の大きな違いは、食べ物が変わったことだ。
癌を誘発する化学物質が次々と発見されてはそれが使用禁止されるが、癌患者は減る方向にはいかない。
はっきりと癌になるといえるのは放射性物質が食べ物に混入することである。
福島原発事故が起きる前から、世界中の原発排水から除去できない、水に溶け込んでしまうトリチウム(三重水素)は海に垂れ流しされてきている。
それは癌を誘発する物質であることは、その大量摂取での死亡例もあることからも言えるが、それが除去できないという理由だけで海に放出してきていた。
その垂れ流しした放射性三重水素は近海の魚に入り込んでいるし、また、蒸発して、雨となって田畑に降り注いで、動植物に入り込むこともあるだろう。だが、ほとんど水に溶け込んでいるため、三種水素を検出できないために、摂取しても安全となっているといえるのではないか。
原発を稼働している国の食べ物はみな放射性三重水素が入っているとすれば、それを食べて、それが何年もかけて、食べた人体に蓄積して癌に侵されることもありえる。
だが、それがはたして原発排水からでた三重水素が原因であるとは断定できないから、それが原因でないとしてして今の食べ物は安全であるとしている。
癌を誘発する放射性物質による遺伝子の異常な組み換えは人体の正常細胞だけでなく、多くの食べ物においても、放射線をあてて、遺伝子組み換えをして、自然界にはない食べ物を作っている。
その遺伝子組み換え食品を食べても、それが癌になるとは断定できないから、安全であるとしているが、その癌になる時間は数十年もかけて刺激や蓄積されて起こるもので、一時の試験結果だけで特定できるはずもないものである。
だが、人は直観的に、癌が異常な遺伝子組み換えから起こるのだから、それに関した食べ物は食べない方が癌になりにくいのではないかと、感じることができる。証明は難しいが、何か自然に反した行為が病気を引き起こすことは他にいろいろあるからだ。
そもそも健康は自然に合わせたことをするもので、自然に反したことをすると病気になることは体験的にも痛感できるものである。
そういうことからの自分の直観や経験から、自分の健康を管理し、怪しい食物を食べない方が無難であろう。まさに、自分の命は自分で守るようなもので、自分の病気は自分で予防するという意気が必要な時代である。
だが、科学的証明が難しいといっても、数学の対偶証明などを用いれば、簡単に証明できる方法もあるはずである。
「三重水素の垂れ流しが癌の原因である」
という科学的証明が難しい場合なので、対偶証明を用いると、
「癌の原因でないならば 三重水素の垂れ流しはない」と証明すればよいことになる。
つまり、
原発稼働せず、三重水素を海に垂れ流しを数十年間しないと、癌が減るということを検証すればいい。
しかし、日本のように原発稼働国での数十年間の停止しての検証が難しいので、
過去数十年間原発三重水素の排水の影響がなかった国や地域と、原発稼働国との癌発生率を比較して、その差がどのくらいあったかで検証が可能である。
だが、そうした科学的検証はすぐできるのに、実際に、検証しようとは国も大学や研究機関はしていない、それがそもそも問題である。
また、
世界各国と地域の食物と癌発生率の統計データも集めることによって、三重水素垂れ流しだけでなく、癌の原因物質を特定することも可能であり、そういう癌の原因探求よりも、癌治療ばかり進化しても、癌患者を減らすことも、癌撲滅もできないだろう。
病気になった時に、なぜその病気になったかをその原因を突き止めることで本当の治療が行えるはずであるが、単に痛み緩和だけは一時の気休めであって病気治療ではない。
科学的検証が難しいということが逃げ口上になり、検証されないなら灰色とならずに、安全になってしまう現実が今の癌の蔓延した日本なのであろう。
科学的検証が難しいなら、科学的検証が易しい道を探るのが、そもそも科学的態度ではないだろうか。