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何故雑草は強いのか

火曜日, 7月 10th, 2012

 麦わらの上に出た芽の多くは稲ではなく、雑草だったことにショックを覚えた。稲は麦わらの下で小さく発芽しているか、種のままでいた。
 このままいけば、稲は昨年のように、収穫しても、雑草の方が稲より多く、しかも、貧弱な実しかならず、食べられないどころか、翌年の種にもならない。
 では、雑草を全部抜いてしまえばいいかということになる。もしそうすると、ほとんど稲は残らないし、また、抜いたあとにはすぐに雑草はまた育ってくる。
 その雑草の種は昨年の秋に大量にこぼれ落ちたものだ。それが半年以上に生き残り、それが発芽する。休耕畑の雑草を観察すると、春夏秋と同じ種類の雑草が交替して、その畑を占領している。それは何もしないで、そうした三交代もしくは二交代できるのはその種が必ず1年間は生き残るからである。そして、時期に合わせて、確実に発芽して実を結んでいる。
 
 雑草と同じく穀物や野菜がそれができないのはどうにも解せないのである。稲だって、雑草と同じようにすれば必ず自然に育つと思われる。

 今年は昨年の雑草の種が蒔いた種籾よりもはるかに多かったために、どうしても負けるのだろう。そこで、今年は稲と雑草を交替させる準備年にして、来年の夏は雑草の種よりも多くの種籾を多くなるようにすれば、雑草に勝てるかもしれない。

 まず、大事なのは、先に育った方が勝つのだ。稲の発育は雑草に比べて実に遅い。今年は麦を刈った6月中旬に種籾を蒔いたため、雑草の発芽に負けたと思われる。そのため、稲の種を蒔くのはずっと前の4月がいいと思われる。麦刈りするころにはすでに10㎝以上発芽していることが望ましいのである。

 種籾は水に浸け、温度を上げないと発芽しない。これを人工的にして初めて、4月に種まきができる。そんな人工的にせずに、雑草と同じく、6月になれば自然に発芽するようにするには、稲穂が自然と枯れて、地上に倒れる時期である1月に種籾を蒔くと、浸水させたりしなくても、自然と6月には発芽しているのではないだろうか?

 収穫しなかった麦穂は枯れて、雨にたたかれて、ようやく地上に落ちてきた。その麦の種を狙って多くの雀がやってきている。食べられなかった麦種が夏草が枯れることになると発芽してくるのが自然のサイクルであろう。つまり、麦種も初草が枯れる1ヶ月前に蒔けば自然と発芽すると思われる。

 しかし、麦種も種籾も、ただばらまくと、朽ち果てるよりも、鳥にすぐに食べられてしまう。また、蒔いた種も土に落ちずに草にひっかかり、発芽しないでやはり鳥に食べれてしまう。

 雑草の種は小さいので、鳥が食べられない。種籾も麦種も鳥はすぐに見つけてしまう。今年はすぐに不織布で隠さなかったので、ほとんど鳥に食べられてしまったことが失敗の原因だと思われる。麦わらで隠してもやはり鳥はすぐにみつけて食べてしまったようだ。

 来年の稲を成功させるには、まず雑草の種が今年落ちないようにし、稲だけ落ちるようにする。そして、麦の花が咲くころに、種籾を浸水させて、麦の根本に土を混ぜ込みながら蒔き、その上に稲藁を敷く。鳥に見つからないことと、できるだけ腐敗をおさえることである。そして、麦刈りするころには確実に稲が10㎝以上発芽しているようにもっていくことであろう。

 今年の夏は大豆を主に栽培し、そのまわりの雑草をとにかく抜きとり、実を結ばないようにして、稲の実の収穫はあきらめ、稲藁だけの収穫をして、来年の肥料と鳥の害から防ぐことにしてみよう。

 雑草と稲の区別は実に難しい。そこで、とにかく雑草だと思ったら全部根っ子から引き抜いてしまい、それが稲だとしたら、それを集めて、移植すればいいように思える。

 雑草に学ぶことが、雑草に勝つ方法のようだ。今年の失敗は来年の成功へと結びつけてみたい。