すべての願いを叶える方法

 税と社会保障の一体改革として、今国は取り組んでいる。それは国民すべてからお金を集めて、生活困窮者にお金を寄付し、回すことである。今のお金はそうしないとお金が回らないからだ。
 でも、どうしてこんな面倒なシステムにするのだろうか?

 アラジンのランプの話のように、「もし、3つの願いをすべてかなえるとしたら、あなたは一体どんな願いをするだろうか?」

 1つの願いだけで、3つの願いだけでなく、百・千の願いすべての願いを必ずかなえることができる願い事がある。それは「どんな願いもかなえる神様を下さい」というお願いである。

 これは1つの原因からたくさんの問題(結果)が生まれるという因果応報の事実があるからだ。

 税と社会改革の一体改革の根本にあるのは「お金」である。このお金は永遠の所有権のように扱われているために、集め配分するという繰り返しをする必要が出てくる。しかし、お金そのものは、単に発行され、回収されるだけの、数字の書かれた紙切れに過ぎない。

 今各国はお金の財源として、回収する手段として税収に苦労しているが、お金は発行と回収ではなく、通常の紙と同じく、発行し、使い終わったら、廃棄にすれば回収する必要がなくなる。つまり、お金の発行が社会保障になり、お金の廃棄が税になる。

 その方法は簡単で、ただ使用期限のあるお金を発行して、必要な社会保障に配ればいいだけである。期限切れのお金をそのまま持ち主が廃棄(国に寄付と同じ)してもいいし、それを法人税や所得税や消費税の代わりに使ってもいい。

 発行された社会保障のお金は最終的にすべて金持ちのところにすべて集まってくるので、金持ちがすべて税金を払い、社会事業を推進することができるようになる。

 すべての社会保障をかなえるには、すべての願いをかなえる神・・通用期限のある紙を発行廃棄することで即実現できる。

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備考:「どうすれば実現できますか?」というコメントがfacebookでありましたので、重要と思い追筆しました。

 社会保障と税の一体改革法案を国会に提出して、了解をえるだけ。
その法案要項とは
1,社会保障に必要な費用はすべて日銀で通用期限付き紙幣として発行することができる。
2,通用期限と電子マネーによる税金振り分け率は国会の審議によって決められる。
3,通用期限付き紙幣は日銀券に通用期限終了年月日を記載する。
4,通用期限付き紙幣を電子マネーとして銀行に預金された場合、通用期限の日割り(10年の期限だったら、1日に付き、預金額の3650分の1)を税金支払い用に振り分けられる。
5,期限切れの通用期限紙幣は期限切れから1年間は納税のために使用でき、また電子マネー化することができる。
6.紙幣滞在期間の税収調整のため、電子マネーの出し入れ毎に、通用期限の日数の数倍分の1の額と基本定額を税収分として振り分けられる。

7.発行してから10年後に電子マネーにおける税額と発行額の差額は次期に繰り越しされ、その分次期の預金日割り額に増額して調整する。

脱税防止策
 脱税として、紙幣のままへそくりし、期限切れ寸前に銀行預金し電子マネー化して、税金の支払を防止するためには紙幣に銀行から出金されてから1ヶ月後までに銀行にもっていかなかった場合は、一部の色が変わり、銀行を一度通さないと使えないようにすることもできる。こうした時計付きの働きができるようなICチップを埋め込んだら、銀行のコンピュータが検知計算しやすくなる。

 でも、今は紙幣発行は現実的でなく、ほとんどが電子マネーなので、最初から通用期限付き電子マネーとして発行したら、上記のような面倒な計算も、脱税防止も必要なくなる。使用する際はクレジットカードのようなもので、すべて支払をすれば、税金との振替は自動にでき、しかも、税金支払いも自動でできる。

 

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「余った食べ物」と「余ったお金」の使い道比較

 山梨に引っ越すと、東京の大手の銀行がないので、地方銀行かゆうちょ銀行に移転する必要があり、なにかといくつかの銀行を観察した。

 そこに置かれている雑誌やパンフレットやビデオの話題をしめるのは「いかにお金を増やすか」というものばかりだった。

 一番びっくりしたのは、銀行は保険や株式・債券・外国通貨をもとに金融商品を販売する大手ファンドの下請けみたいのをしていたことだ。

 たまたま、大きな資金を東京から山梨の銀行に入れ替えたとき、それをアリコの三大陸という金融商品を、まるでモデルのような美人で知的な女性が私に対応した。まさに、映画をみてる感じで、実にてきぱきと説明した。

 私はこのスラッとした美女はてっきりアリコの出張社員かと思ったくらいである。彼女がしきりに進めるのは豪ドルによる配当式貯金である。そのパンフには米ドルとユーロがあったが、豪ドルしか進めなかったのは最近のニュースがどちらも価値が下がっているからだろう。

 私は一度も投資みたいなことはやったことがないし、やる気もない。ただ、一度くらい経験したいと任天堂のゲームソフトを買ったことがあったが、それも一日坊主で終わってしまった。

 結局、普通預金を定期預金に変更しただけにした。

 銀行におかれていた雑誌に目を通すと、このスラリ美女のお勧め内容と一致しているのにもびっくりした。今は外国通貨に投資するのが一番だというのである。

 その理由をメモした。
「2011年6月末で、944兆円の国の借金がある。たとえ毎年10兆円返済したとしても94年かかる。国の歳入は48兆円、10兆円返済して38兆円になる。しかそ、今年の歳出は92兆円になり、さらに借金は増えることになり、このままでは永遠に借金を返すことはできないだろう。

 日本の借金は国民総生産GDPに対して220%あり、世界一の借金率である。今債務不履行の危険があるイタリアでさえ、GDPに対する借金率は125%である。

 ただ、日本の借金のほとんどは外国ではなく日本国民から借りていることが債務不履行にはならないだろうと予測される。

しかし、日本国民の個人資産は1476兆円あり、そこから住宅ローンを差し引くと、1100兆円しかない。国と地方の借金総額は1000兆円だから、もうすぐ借金が資産を上回る時期がくるだろう。

 このような状況で、膨れあがる借金を税金で返済することは不可能である。税金に代わる返済方法はインフレである。日銀が国債地方債の1000兆円すべて買い支えるしかなくなり、新たに1000兆円の現金が印刷されることになる。すると、ハイパワーインフレになり、物価は数千倍にもなり、すべての借金は紙くず同様の0円になる。日本の円はどんどん円安になっていくのは確実である。」

 こうしたインフレと円安になる将来、自分の財産を守るには海外の資源が豊富にある国の通貨に換えるのが一番である。」

 というような内容だった。なるほどとは思いつつ、今円高なのは、海外の投資家もまた日本の通貨に一時的避難投資しているためだろうと想像したら、どっちもどっちだというような感じで隣の芝生はよく見えるのではと、ひとり笑ってしまった。

 ただ、債務不履行を回避するために、ハイパワーインフレをすることはないだろう。特に日銀は極端にそれを恐れているからだ。日本の借金は日本国民から借りているということは、つまり、身内の親子の間の借金ということになる。いわば、借り主と貸し主は同じ国民だってことになり、今までの借金は帳消しして、新たにやり直そうとするので、日銀にお世話にならないだろう。

 大体、国債を持っている人はたとえ、その国債が0円になったとしても、それらは余ったお金で買ったものだから、自分の生活が困ることはない。むしろ、インフレになって、生活困窮するよりもはるかによいことであると判断し、債券放棄して、日本全体を救う力になると思える。

 こうした、借金返済不履行で世界経済が混乱する昨今だが、そもそも、金で金が儲かったり、損したりすること自体おかしなことである。金の貸し借りができ、しかも、利息も付けられ、そうした借用証書が売買できること自体、幻想であり、妄想である。借金をすべて利息付きで返せると信じることが盲信であり、その幻想が明るみにでた姿にすぎないだけである。

 お金よりももっと大事なものは食べ物である。お金があっても食べ物が無ければ人は死んでしまうが、お金がなくても、食べ物があれば人は生きていけるからである。

 しかも、お金の制度ができた元々は命をつなぐ食べ物を分け合うことで、みんなが生きていけるようにする智恵からである。

 あなたの畑でたくさんの食べ物が出来、自分で食べきれずに、たくさん余ったらどうするだろうか?

 そのままにしたら、腐って土にもどってしまうので、近所や知人に余った食べ物をあげようとするだろう。

 しかし、あなたの会社でたくさんのお金が入り、使い切れないくらいのお金が余ったらそれをどうするだろうか?

 まずは銀行に貯金するだろう。そして、その貯金がいくらかでも増えるような対策をするだろう。お金はそのままにしておけば食べ物のように腐ることはなく、うまくいけば増えることになるからだ。

 「余った食べ物」と「余ったお金」の使い道を比較してみよう。そこに何かが見えてくる。

 もし、お金が食べ物と同じように命を繋ぐ大切なものであったならば、余ったお金を生活困窮者に寄付しようとするだろう。そうすれば、将来もし自分が生活で困ったときは、逆にきっと助けてくれると予測できる。

 逆に、もし、食べ物がお金と同じように腐らないものであったら、家中食べ物ばかりになってしまうので、誰かにあげようと必死になるだろう。それをもっと増やそうとしたりすることはけしてなく、いかに食べ物を減らそうとするようになるだろう。

 このように、今のお金は、生活の糧である食べ物とはまったく分離したものである。お金が腐らないで、増えるような仕組みは現実の生活とはまったく関係ない幻想にすぎないことは明白である。

 そうした幻想であることをなかなか容認しないのが今の世界の金融市場である。

 もし、銀行が、お金と食べ物は一体のものであるという現実を受け入れたら、けして投資してお金を増やそうとはしないだろうし、貸し借りで儲けたり、金融商品の売買手数料をとろうなどとは考えないだろう。

 預金者だって、貯金して、金利の高い金融商品にしようとはしないだろう。銀行も、預金者も、余ったお金をいかに困った人たちに寄付するか、効果的な寄付対策をするだろう。

 単に赤十字社に募金することで、震災被災者を効果的に助けることができるだろうか?
日本の国債を買っても、その利息も元金も期待しないだろうし、国が無駄遣いするようなら、国債を買わずに、直接助けたい人や団体に寄付をしようとするだろう。

 こうした寄付は将来自分も同じように助けてもらえるようにして、投資のような寄付をする対策をするだろう。いわば、保険として、そのボランティア団体の株式のような援助金にあてるだろう。

 そして、根本的にお金のシステムは食べ物と同じ性質をもった減価するお金を基本にしたものに変革されて、幻想から現実の生活に移行していくと思われる。

 

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保護中: 必要こそ、最も価値がある世界の父母である

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お金四方山話

 最近ブログを更新してないので、とりあえず何か書くことにする。最近大きなことといえば、野田首相が反対派が多い中、独断で、TPP参加を表明したことだ。それは単純に解釈すると、加盟国間の関税を廃止し、自由貿易をしようとすることだ。このTPPの中味で、日本はほとんどアメリカしか観ていないので、アメリカとの二国間自由貿易協定(FTA)て感じである。

 経済界があせってTPPに参加したいのは円高が急激に進んでいるから、輸出競争に負けてしまうからだろう。

 関税撤廃ということは、貿易商品価格に税金をかけないってことだ。各国通貨は金融商品なので、その関税撤廃ってことは、各国通貨の為替相場を廃止して、すべて一つの通貨に統一するということと同じである。

 TPPはシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、ペルー、アメリカ、ベトナム、マレーシアの加盟国の通貨を一番経済規模の大きい米ドルで統一しようとすると考えればいい。

 これはユーロという統一通貨を欧州23カ国で使用し、それまでの各国通貨を廃止するようなものである。

 ユーロ圏で、最近ギリシャ危機が叫ばれ、それがイタリアにも波及しており、ユーロ通貨は下落している。その理由は国の借金が膨大で、期日までに返済できなくなり、倒産する状況だからだ。

 これはTPPという経済協定にもいえて、その加盟国の一国でも、借金と貿易赤字が膨大な国があると、いずれ、加盟国全体で、その借金と貿易赤字を埋めなければならなくなり、加盟国全体が危機に陥ることになると予想できる。

 この問題児はアメリカであることはいうまでもないだろう。TPP参加を推進するということは、いわば、円高を解消するために、日本の通貨を米ドルにするという発想とほぼかわりがない。衰退するアメリカとTPP加盟国は運命共同体になるようなものである。

 1971年のアメリカ大統領であったニクソンは、世界でもっとも多く信用されていた米ドル紙幣で金との交換を独断で禁止した。それから、世界経済は金本位制から、米ドルを基軸通貨として、その固定変動為替相場になった。

 どんな国際取引でも米ドルを介して貿易が行われている。このことは世界で生産されたすべての商品を米ドルと交換できるということである。つまり、アメリカは世界中の商品を、ただで、米ドルを印刷発行すれば手に入れられるということになる。だから、他国からどんどん商品を輸入して、その分の代金の米ドルを渡していく。各国は米ドルがなければ国際間取引ができないから、米ドルを集め、外貨準備金として貯金する。ただ持っているだけでは増えないから、アメリカ国債を買い、利息をつけて殖やそうとする。

 アメリカ国債が膨大になり、その償還が難しくなれば、米ドルをさらに印刷して、支払えばいいだけだ。つまり、アメリカ経済は世界の基軸通貨が米ドルという特権だけで成り立っているだけといっていい。

 しかし、そんな権力詐欺みたいなことはいつまでも続くものではない。アメリカに多く輸出している黒字国には米ドル外貨準備金も、アメリカ国債も多く手にしている。これは米ドル借り主より貸し主の方が権力が上になることであり、米ドル発行者よりも米ドル所有者の方が権力が強くなるという転換点がくるということである。

 アメリカはあわてて、米ドルを回収しようとする。貿易赤字を黒字に転換しようとしたり、国債をFRBが買い込んで、さらに米ドルを印刷していく。そのため、米ドルの価値が下がるので、変動相場である日本は円高になる。でも、中国通貨元は固定相場であるから、元高にはならない代わりに、中国国内の物価が上がりインフレになる。

 このように、米ドルを世界の基軸通貨にしていることが、世界がアメリカ経済にふりまわされ不安定になる原因だろう。

 これは一国の通貨を世界の基軸通貨にしてはならないということ、そして、世界を一つの統一通貨にしてはならないということだ。いわば、通貨の独裁政権は世界の経済暗黒に導くということになるだろう。

 通貨もまた、金子みすずが詠った。

「みんな違ってみんないい」

 このモットーを基礎にすることが大事だろう。

 

 

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神とカネ

 小さかったとき、親がいつもお供え物をして祈りを捧げる神棚があった。小学生になったとき、そこにいる神様の姿をみたいと思い、イスによじのぼって、神棚の中を調べてみたことがある。

 そこでびっくりしたのは、お供えする食べ物を狙ってやってきたねずみの糞がたくさんあってびっくりしたことがある。

 神様が住んでいるところをどうしてネズミは平気で糞なんかできるのか妙だったからだ。そして、神様の正体を確かめようとしたが、何もいなかった。さらに、御札の中をあけても、ただの紙きれに名前を書いてあるだけだったのも不思議だった。

 結局、私は神様というのは神棚のことだと思った経験がある。

 私の母親は信仰心があつく、とくに巣鴨のお地蔵さんに祈りを捧げていた。 青年になったとき、その正体をまた知りたくなって、その鋳造された小さな地蔵尊の像を1万円で買ったことがあるが、そのときも、どうしてお地蔵さんをお金で買うことができるのかが解せなかった。どんな神様もお金で買えるってことを感じ、違和感を感じたことがある。

 高校生の頃から、ずっと神仏の正体を探し続け、精神的病になり、その探求を封印した。40歳過ぎになり、仕事に余裕ができたときに、スタッフが持っていた「理性のゆらぎ」の本を目にしたとき、急にそのサイババに会ってみたくなり、その時点から神仏探求の封印を解いてしまった。

 10数年の神仏を探求した結果は、子供時代の探求と同じく、やはりそこに何もなかったのでかなり落胆した。それから仕事に精を出したが、どうにもお金がたまらず、後発のIT事業のように大きくできず、結局会社を解散せざるをえなくなった。

 成功不成功の差がどうしてこんなに大きくなるのか、不思議だったが、直感的に労働ではなく、株の売買がその正体のような気がしていたが、ミキシーで遊んでいる時に、「money as debt」の動画を観てびっくりし、お金の正体をつかみたくなった。

 そして数年探求した結果、そこにあったのは空論だった。つまり、幻想にすぎなかったのだ。神仏の正体と同じで、そこに実体は何もなかった。そして、長年自分がお金をかせげなかった理由も、はっきりとわかったし、金儲けができなかった自分に感謝もした。

 数万年前の人類の原始宗教のような占いのような儀式とまったく同じような姿が、現代のお金の信奉で政治と生活をしている社会を発見した。

 数学と科学がこれほど進化発展しているというのに、お金だけが、基礎数学を無視して、単に「借りたカネは利息を付けて返さなくてはならない」という幻想からなる原始宗教を信じることからすべて成り立っていたからだ。

 そもそも、商品の価値を決めるお金の貸し借りができることをまったく疑うことがないのだ。 神の存在を認めた者だけに神が支配する。 お金の貸借を認めた者だけにお金が支配するのである。

 今の政治はまさに教団の会話と一緒である。教団がその神そのものを論議しないように、政治もお金そのものを論議することがないからだ。

 詳細は:http://sekaibank.net に記述中
 

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