人命第一にしたマンコイン改革

イスラム国の残忍な侵略行為と世界各地で行う自爆テロとそれをやめさせようとする連合国の空爆と

その戦争から逃げる数千万の難民とその受け入れで分裂する欧米諸国によって

今世界はこの問題に一番苦しんでいる。

もし、どんな宗教も国も民族も、人命第一という意識があったら、この問題は即解決する。

武器だって、人殺しの武器は廃棄し、二度と製造することはなくなるだろう。

武器を造ったり使用したりする戦争のためのお金は一切投資されることもなくなる。

貨幣制度も人命第一のシステムに変更されるだろう。

シリア難民1

人の命を基準にした貨幣システムの構築

人の命とは地球上に今生きている人間であり、その命の数は世界人口数である。

一昔前では金本位制で世界の金の保有量であり、金1g=1ドル=1円であったがそれが今では米ドルになっている。

人の命を第一とし、命を基準にするには 金本位制を命本位制にし、1人=1ドル=1円のように始める必要がある。だが、現実に1ドル=120円であるから、その為替レートはここ一ヶ月の平均為替レートからスタートすればいいだろう。1人=1ドル=120円という具合である

現在の世界人口は73億人である。

世界の命の基軸通貨の発行数は今生きている世界人口数となる。

そして、新しく出てきたビットコインと対照的にマンコインと命名すれば人々が理解しやすい。

貨幣価値を維持するには金量やビットコインの発行総量の2100万ビットコインというように一定の発行総量にする必要がある。世界のベース通貨であればなおさらであり、世界中の人々の命を支える数 73億マンコインの発行総量からスタートになる。

マンコインはビットコインのように各国通貨との売り買いで独自に変動する市場相場・為替になる。

マンコインは世界中の人の命と生活を守るためのシステムであるから、投資で金儲けするようなビットコインや現流通通貨とは違って、世界中の人間の最低生活を保障するベイシックインカムBIが実現できる通貨にならなくてはならない。

そのためには、マンコインによる両替為替手数料を73億人へのベイシックインカムBIとして、毎月等しく分配する必要もあり、かつそれはどんな人でも使えるようにすることでもある。

 

マンコインの具体的通貨システム

マンコインは実際的な紙幣や電子マネーではなく、各国通貨の両替レートを決め、その双方向手数料を世界ベイシックインカムとしてその国の通貨もしくはモノとサービスに変換して、平等に寄付するシステムである。

 

 

▼ドル100億ドルをマンコインで円に両替した場合

現為替レート 1マンコイン=1ドル=100円としたら、

●ドル売りマンコイン買い

発行73億マンコインしかないのだから

100億ドル売り=73億マンコイン買いの変動為替レートになる

●マンコイン売り円買い

現レート73億マイコイン=7300億円となり

●ドル100億ドル=7300億円の変動為替になる

両替手数料を双方向1%にしたら、

●100億ドルの1%の1億ドルと7300億円の1%73億円(合計2マンコイン相当)の為替手数料になり、それが73億人に平等に寄付される世界ベイシックインカム金額になる。

▼ドル1億ドルをマンコインで円に両替した場合

現為替レート 1マンコイン=1ドル=100円としたら、

●ドル売りマンコイン買い

総発行73億マンコイン内だから変動はない

1億ドル売り=1億マンコイン買い

●マンコイン売り円買い

1億マンコイン=100億円となり、

●1億ドル=1マンコイン=100億円(減価為替レート変動なし)

両替手数料1%としたら、

●1億ドルの1%の100万ドルと100億円の1%1億円の73億分の1の金額がベイシックインカムとして現地通貨またモノサービスで与えられる

▼現通貨とマンコインの違い

米ドルが世界の基軸通貨として 変動相場や固定相場として その為替相場が決まるが、

基軸通貨が米ドルに代わって、マンコインになり、ドルも他の通貨と同じ立場になり、マンコインに対する相場はすべて変動相場制になる。

マンコインはビットコインのように仮想通貨また電子マネーでも、また紙幣や債券でもなく、単に為替レートと世界ベイシックインカム額を決定するための基準通貨である。

▼マンコインの大きなメリット

ドイツが200万人の難民を受け入れた場合、マンコインは世界各地の銀行から、200万人分のベイシックインカムを毎月ユーロに両替され、与えられることになる。そのため、ドイツ政府や国連支援や各国の寄付に頼らなくてもすむようになる。

人命第一とする貨幣システムの変革は現貨幣システムの為替や税システムのほんの小さな変更で可能になる。

 

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天上天下唯我独尊 みんな違ってみんな良い

人が生まれるとまず名前が与えられるように

キリスト教 ヨハネ伝福音書「初めに言葉ありき、 言葉は神と共にありき、 言葉は神であった」

イスラム教始まりは 「神の御名の下に最高の慈悲を 全ての感謝は世界の神アッラーただ一人へ」

言葉は事物それぞれに名前が付けられ、始めて成立する

人も神も事物も みな名前が付けられてから始まり創造されていく

この名前こそ、他とは区別された個々の存在であり、自分であり、自我、自己である。

この自我 自己存在はオンリーワンであり、他と比較した優劣はできず、比較することさえできず唯一無比の実存である。人みなそれぞれの自我は神仏と同じ最高に尊い存在である。

それ故に 仏教のシャカ誕生における言葉は

「天上天下唯我独尊」である。

東大寺唯我独尊 今世界は宗教や民族の悲惨な戦争が行われているが、

どの神も どの仏も どの人も みな同じほど最高の慈愛あふれる存在である。

誰が一番だと比較して争う必要もない。世界に一つだけの花である。

「武器を歌に」としてISに向かって平和宣伝放送を大音響でながせばいい

世界に一つだけの命

どんな宗教や法律よりも

人の命が一番大切なんだ

地球をながめていると
いろいろな動植物が生きている
どれもみんな魅力あふれてる
この中で誰が一番なんて
争うこともしないで
地球の中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?

そうさ 僕らは
世界に一つだけの命の花
一人一人違う種を持つ
その命を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

いろんな姿 いろいろな思い
一つとして同じ姿はないから
No1にならなくていい
もともと特別な Only one

みんな違ってみんな良い

この「ナンバーワンにならなくていい みなオンリーワン」「みんな違ってみんないい」とするという意識こそ

世界の戦争を止め、平和に暮らすことができる悟りでもある。

神仏は人それぞれの心の中の自我とともに存在し、人はみな神仏であり、尊く唯一無比の存在である。

自我は人の命として輝き、他人と比較して争うこともない自由な存在である。

私たちの自我がなかったら、世界も宇宙も神仏も善悪も生死も何も生まれやしない。

人の命は自我と神仏とともにあり、それ以外の宗教も人種民族も、国も、善悪も、貧富も、金などはどうでもいいことである。

 

 

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生死の橋渡しをするゴリラ便の再興

ゴリラ便再興1

なにも便利屋というビジネスを再起するのではない。

便利屋そのものはSNSを用いた人材派遣のようなWebにしか生きる道がないだろう。

つい先日年末の30日にゴリラ便の仲間であった宇野さんが亡くなった。それもうつ病による死という形をとって密葬という形をとった。

この衝撃は数年前の同じゴリラ便仲間であった小川さんも、突然自ら死を選んだ。

ゴリラ便業務とは別に 青山圭秀著「理性のゆらぎ」でよく知られた サイババの講演を随時翻訳したホームページ「サイフォーラム」を宇野さんの英訳を私がアップしていた。のち、サイババの名言集を翻訳してくれたのが小川さんである。

「サイフォーラム」はパンダ笛吹著「裸のサイババ」の影響によって、のち閉鎖した。活動期間は10年間くらいあったが、共に活動した二人を自殺という寿命を全うしない形で迎えたことの衝撃はあまりにも大きい。

今年の目標を突如変えさせるような「命のバトン」がされたように感じるのである。

宇野さんが清岸寺の僧侶になったのは、私が大正大学の学生であったとき、国際仏教研究所(IBI)の先輩であった原口さんが住職をしている清岸寺を紹介したからである。

その原口住職の本葬をつい二か月前線香をあげてきたばかりで、その時、宇野僧侶とじっくり話をしようとしたが、そこに参列した数は数千人であり、宇野僧侶はその対応に忙しくて とても声をかけることも、眼を合わせることもできない状態だった。他の参拝者も同様だったみたいで、焼香が終わり、清岸寺の門で ウロウロしていた。

宇野さんと原口住職のことや今後の活動について じっくり話せなかったことが心残りだった矢先の宇野さんの突然の自殺死であった。

 

最近、イケメンゴリラで有名になった「シャバーニ」が、申年になって、サルに近いゴリラがまたブームになってきた。なぜか 数年前から、元ゴリラ便のメンバーがSNSで集まりだしており、このシャバーニがゴリラ便の活動にさらに拍車をかけさせていた。

突然、あるアイデアが閃いた。

あの世とこの世を繋ぐ架け橋をゴリラ便でやってみようではないか!?

当の私も 65歳の年金暮らしになり、先に逝ってしまった小川さんや宇野さんがいるあの世に逝くのもあと10数年というところが通例であろう。その間に、生死の架け橋を作っておかないと、私も輪廻転生できなくなる。

世界は今イスラム国のように、その信じる宗教神によって、平然と人の命を抹殺している地域だってある。人の命の方が神より重要でないという 主客逆転現象が起き、まるで戦国時代や世界大戦時代に遡って 平和への進化とは逆に退行している。

人の命をどんな神仏よりも優先して大事にすることが、急務になっている時代である。

それは、葬式でも言えることで、亡くなった人よりも、その人を慕う家族や友人、今生きている人を大事にする時代になってきたことだ。伝統的な葬式だって、新しい形の葬式に変わっていくことが 人の命をどんな亡き仏より大事にする意識革命が必要である。

お墓についても、私は長年両親の遺骨をどうするか悩んできたが、最終的に私は骨を細かく砕いて小さくして、仏壇の中に納める形にしている。そして、砂のようになった両親の骨(砂骨と命名してもいいかもしれない)を、日本のお清めの塩やヒンズー教におけるビブーティー(聖灰)のように、お守りやお清めの儀式に利用している。それらは最終的に分骨 散骨できる形になり、自然に大地や海に消えていくようにしている。

こうした新しい埋葬法と合わせて、新しい形の葬式を提案する事業をしたらどうだろうか?

ゴリラは絶滅危惧種である。人類がサルから進化して生き残っているが、同じサルから進化したゴリラは絶滅へと退化している。今の人類はゴリラと同じように、絶滅危惧種になる可能性があるように思える。宗教や国や人種の違いによる殺し合いや原爆のような自滅兵器や原発のような自滅企業が増えているからである。

人類が絶滅した恐竜や絶滅危惧されるゴリラに学んで、この地球に生き残れるように、どんな神仏 どんな正義よりも 1人1人の命を最も宝として大事にする進化が急務である。

「ゴリラ」が人の生死を繋ぐ象徴としては適している、そして、生死の橋渡しをする宅配便という「便」もなにかしっくりくるではないか。

 

 

 

 

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求める人同志を繋ぐシェアリングエコノミー

30数年も便利屋をやって解散して、その遺産となったのが

時間交換をしようWeb であり、その前提となったのが

ありがとう通貨でできることWeb である。

これらは働ける人が求める人(消費者)に対しての応募であったが

数年前 私の案とは逆に 求める人(消費者)が働ける人を応募したWebが宣伝されていた。

どちらもほとんど応募者がいなかったようで 使われないWebになってしまった。

そして 世界はソーシャルネットサービス(social networking service) 通称SNSが発展し、個人と個人をつなぐ便利なアプリがたくさん出てきた。

特に群を抜いて発展したのが ウーバーUBER はスマホの位置情報を使った素人タクシーと利用者を繋ぐアプリで 世界の大都市で使われ、6年間で5兆円規模になっている。ニューヨークではイエロキャブよりウーバー利用者の方が多くなっている。

 

これらはシェアリング エコノミー と呼ばれ、自動車 宿泊施設 人材 金融 音楽・ビデオ配信 など5分野に広がっている。

(出典)総務省「社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への人々の意識に関する調査研究」(平成27年)

 

素人タクシーSNSのウーバーも 便利屋の一つだが、特に TaskRabit(働き屋ウサギさん)は便利屋の仕事の中心的存在である。

タスクラビットのしくみは、人材派遣や掃除サービス業などの企業を通さず、個人が個人とやりとりする労働市場であり、ウーバーが車付き運転労働に対して、ラスクラビットはすぐ来てくれる助っ人労働である。

便利屋業務は自分の30数年の経験から その未来性はないが、企業を通さずに個人と個人を結ぶSNS仲介業に変化すれば 大きく未来性は出てくる。

あのビットコインだって、銀行を通さない個人と個人の金融両替システムである。こうしたソーシャルエコノミーで一番問題になるのが、両者個人の信用である。それはヤフーオークションの評価方式やフェイスブックの実名方式を使うことで安心をもたらしている。今後マイナンバー制度を使った信用が進めばもっと個人間のシェアリングエコノミーは発展していくと予想できる。

 

 

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公園とベイシックインカムと新基軸通貨

公園

ホームレスがなぜ公園に集まってくるのだろう?
そこが一番暮らしやすいからだろう。
公園に自由に家が建てられ
畑を作れ
電気も水も無料で使える

なぜ都会の公園に家族が集まってくるのだろう?
そこに雨風が防げ
自然の優しさがあるからだろう。
そこは自由なWi-Fi
自由な携帯やパソコンの充電もでき
子供の遊び場や大人のダイエット運動場もあり
そこで実った果物を自由に食べられ
穀物や野菜も収穫 料理して
みんなでバーベキューしたりして食べられる

これらが全部 無料であったら
ホームレスは居ついてしまい
先着順 強い者支配になり、
誰でもが平等に使えなくなるし、
公園は汚く 戦争が絶えない 紛争地帯になるだろう!

だが 有料であったならば
見事に管理され 公園は常に美しく 活気ある場になるだろう。
それが現代社会である。
有料は貨幣制度の適用であり、
より多くの貨幣を持つものが より強い者になり、
その公園は金持ちしか使えなくなり
平等に仲良く使えなくなる。

ベイシックインカム

この貨幣制度に もしベイシックインカムを導入したらどうなるだろう。

公園を使う者全員に平等に貨幣を分配するのである。
貨幣の持ち分がみな同じくらいなら
その使用も同じくらい使えることになり、
より平等に使えることになる!

貨幣が支配する世界を
より平等に
より仲良く
より平和で 美しい
世界にするには
世界にベイシックインカムは必要不可欠なのである!

新基軸通貨

このような公園は国として大きく観ることはできる。

貨幣は国や加盟国が特定する中央銀行で発行されるが

それぞれの貨幣価値は毎分変わる株価のように

それらの売買交換で決まってくる。

世界共通時刻のようなロンドンのビックベンの経度をゼロとするような起点も

商品が何にでも使えるようなジス規格のようなものもない。

ひと昔前は金本位制があり、

金1グラムが1ドルであり、1円という基準があったが

そこに何のポリシーも 何の知恵もないので

最も強い 武力大国のアメリカ1ドルが世界の基軸通貨となった。

だが、そのアメリカの経済は安定も、 武力で世界を制することはできなくなっているので、

金同様に ドル本位制も 世界の基軸通貨とはいえなくなっている。

 

新たに世界の基軸通貨としてのポリシーや規格 概念が必要になっている。

その貨幣の新基軸通貨の尺度として

各国また加盟国の国民一人のひと月のベイシックインカム 最低生活保障額を例えば 1  ベイシックとすることができる。

日本のベイシックインカムとして、月20万円としたら、それは1ベイシックであり、

アメリカのベイシックインカムが月2000ドルなら それが 1ベイシックとなる。

 

公園で無料で誰でもが 平等に楽しめることと

その国で安心して暮らせることにもつながり、

世界中の人の命を守る貨幣というポリシーと基準が世界意識で芽生えることになる。

各国でのベイシックインカム実現は困難かもしれないが

世界の貨幣制度が世界中の人の命を守るためのものであるという意識が生まれれば

次々とベイシックインカムを実現し 平和で暮らしやすい国々が出てくるだろう。

 

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